こみゅにけーと、する?

つばめが飛んでいた
 
「つばめが飛んでるね~」
「そやな~」
 
「ほれ、向こう、見てみ。紫の。藤やな。」
「ほんまや~」
「向こうのんは桐やな」
「そやな~」
 
どうして、見ればわかることをわざわざ口にするのだろう。
そして言われた方も、いちいちそれに応えるのだろう
話者①から、見ればわかることを言われて
話者②はそれを確認する
その後①や②がそれについて、もしくはソレとはまったく関係のないことを話しても
どちらかがそれを不快と思わなければその「話」が続き
それについて特にコメントする気が起きなければ「会話」は一端その時点で終了
 
 
会話の流れって不思議だ・・・
 
会話する者同士の関係やその時の状態によって
いろいろな会話がなされていく
 
内容に意味は無さそうな「会話」でも
それをするのは何故なのか・・・
 
時によってはその何気ない会話が心地良かったり・・・
機嫌が悪いときは、よりいっそうイライラを募らせてしまうことにもなる
 
 
「金曜日の午後6時から予約していた歯科医院に行くのを忘れた」
「そうなん」
「忘れないように、って時計にアラームかけておいてんけど、その時計が壊れたので
その日は他の時計をしていてそれで忘れてん」
「そう言い訳したら?」
「そんなん、聞きたないやろ、別に」
「そやな」
 
そう、歯医者さんにとって、患者が予約をすっぽかした理由は
どうでもよいのだ。
でも、人によっては・・・
それを延々と喋る人もいる・・・
 
あ~あ、歯医者さんイライラしてるよ
それより、とっとと診察台に横になってお口を開けたら?・・・と他人事ながら心配になる
 
 
コミュニケーションって・・・
案外難しいの。。。