負けず嫌い

先日、バドミントンしてきました

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(ピンクの部分には村の公式ゆるキャラがいますが隠しておきます^^;)

村が開催する「バドミントン教室」、
人が集まらないと格好がつかないから、ということで
「どうですか?」とお誘いを受け参加することに。

村のことだから参加者の殆どが高齢者だろうと思っていたら、なんとなんと
どう見ても高齢者はたった一人。
他は若いママ&小学生の組み合わせか、(ウチの子達が小・中学校時代の)ママ友達。
総勢20人くらい?予想よりも遙かに平均年齢低いや~ん

楽しく基礎練習を終えたところで
3人一組になり、簡単な試合形式でやってみましょう~と声がかかる。

その場にいた人達と3人組を作るのだけど・・・
あ~と思う間もなく皆さっさと好きな者同士になり
取り残されたのは私とあと2人・・・
その2人とは「唯一の高齢者」とその孫、”おばあちゃん&お嬢ちゃん”
実は、この「お嬢ちゃん」(小4)は、練習の時から気になっていた子。
周りのママ友たちがヒソヒソと
あの子めっちゃ運動神経悪いだの、鈍いだのと言っていて
たしかに、一度もラケットにシャトルを当てることが出来ていなくて
何故当てられないのか不思議なくらいだった。おばあちゃんが何か言っても
出来ない自分に腹が立つのかイライラするそぶりが目に付いていた。

(うわ、あの子やん!参ったなー)と思いながらも
「よろしくお願いしまーす」と声をかけると
「すみませんねぇ」とおばあちゃん。
「いえいえ、一緒に頑張りましょ~」と言うと、
その子もお愛想で微笑み返してくれた。
おばあちゃんは、普段運動をされているということでお年の割には
よく動くし、何よりも「ヤル気」に満ち溢れている。
問題なのはやはりそのお嬢ちゃん。
バドミントンは初めてなのでうまく出来ない、
そんな自分に苛つき、「もう!」と声を上げている。
自分は出来るはずなのに何故出来ないのか分からない!という風に見えた。

そんな「お嬢ちゃん」だけど、チームになった以上ベストを尽くさないといけない。
自分達のチームの番が回ってくるまでの間、おばあちゃん&お嬢ちゃんを連れて
体育館の隅に移動して「こうやって当ててみましょう」と練習した。
お嬢ちゃんは一生懸命私のいうことを聞いてやってみるけど
なかなか当てることが出来ない。
それでも少しずつ当たるだけで打ち返すほどには至らないけど、それでも
当たったことに手応えを感じていたようで少しホッとした。

いざ、「試合(形式練習)」に臨むと・・・
インストラクターが放ったサーブが「遠すぎる!」「近すぎる!」とつぶやき
ラケットにシャトルが当たったものの低すぎてネットを越せないと
悔しくてプイと後ろ向きになり、(もうやめたい!)という表情を浮かべている。
インストラクターもなるべくその子のところには打ちやすいようにしてくれているものの、彼女はうまく返球(返羽?)できず悔しそう。

「もうちょっとだったよ!今度は行けるよ~!」と声をかけつつ
2人の後ろで向こうから飛んできたシャトルを、出来る範囲で拾いまくったものの
もちろん惨敗。
ま、そんなもんかと思っていたら
おばあちゃんが「すみませんねぇ、足(を)引っ張ってしもて」と申し訳なさそうに言ってきた。

イヤイヤ、すまないも何も・・・

私は、その感情むき出しのそのお嬢ちゃんが何故だかとても好印象。
できないから、とふてくされる、やめる、ということはせず
「出来るようになりたい」という強い意志を感じて、「いい子やん」と思っていた。
感情の起伏が激しい子なんだろうなとは思ったけど
負けず嫌いというか、一生懸命というか、周りが自分のことをどう思ってるかなど
気にせず真剣に向かいあう姿勢は大したもんだな、と思った。

なんだか最近はこのお嬢ちゃんに限らず、小・中学生がかわいく見えて仕方ない。
よその子だからそう思えるのかもしれない。
子育てをちょっと卒業した余裕なのかな。


次は3ヶ月後の9月(間が空きすぎ!)
また、今度ね~!と言うとニコっと笑ってくれたけど
聞くと、おばあちゃんの孫は村外に住んでいるんだとか。
次も来るかな?来ると良いな・・・
きっとすごく練習を積んでくると思うんだけどな~。