Japanese
え~、何を隠そう、ワタクシ、40年前の5月15日、「日本人」になりました。
それ以前は何者だったのか、よくわかりません。
国籍不明、ということだったのだろうと思います。
今まで使っていた「お金(ドル)」が明日から使えなくなる、というのがその当時の記憶です。
方言や地元の言葉と並行して、ちゃんとした日本語の環境の中にいたので
子供だった私には、通貨や道路事情が変わる、という程度の認識でしたが
オトナたちにはいろいろ複雑な思いがあったと思います。
国籍不明で、対外的にいろいろ不利な条件の下に晒されているよりは
「日本」という枠組みに入れたこと、国籍を取得出来たことはとても良かったと思ってます。
生まれ育った島から出て来なければそれほど意識しなかったと思いますが
大学進学で、初めて親元を離れた時・・・
自分が何者であるか、否応なしに自覚させられました。
私の父は、学生時代を東京で過ごしましたが
その頃はまだ、南の島の人間に対する差別や偏見が色濃く残る時代でしたので
父も有形無形のネガティブな対応に遭ったことは何度か聞きました。
が、心ない人もいれば、それを上回るほどの良い出会いもたくさんあったことも聞きました。
人と人との関係性の中で、自分が何人であるか、ということは
自己紹介の時、自分についての必要な情報、という程度で
あくまでも、「私は私」・・・
それ以上でもそれ以下でもない・・・最近はそう思います
私のモットー・・・「みんな、仲良く」
同じ星に住んでるんだから、ちょっとでも快適な環境で過ごせるために
相手に対して、一定のリスペクトを持って
仲良く共存できたらいいな、と
そんな風に思います。。。