ナントカは風邪ひかない・・・?

「今日は旧正月だよ。そっちでは何か(行事)するの?」
 
母から電話があった。
あ。そうか今日だったのか・・・といっても特に何をするわけでもない。
実家は「本家」ではなかったので何もしていなかったが、
昔は大人たちがそれなりに「お正月」らしく挨拶を交わしてたのを覚えている。
今でも、潮の満ちかけと密接な関係がある漁師町では盛大に「お正月」をしているところも
あるらしい。
 
「で、どうしたの?」
 
「お父さんがね、ちょっと風邪をこじらせてね病院に行ってるの」
私も、ずっと風邪ひいてるよ、と言うと
「ああそう、あんたも賢いんだね~」と言って笑った。
 
父は昔から「馬鹿は風邪ひかない」と言って
私や家族がカゼを引くと
「おっ?馬鹿は風邪ひかないもんだけどな~」と言ってからかった。
そんな父は、自分が風邪をひくと「馬鹿じゃないからな」と自慢気?に言い放った。
「でも、風邪をひくってことは自己管理能力の無さを自ら証明してるからやっぱり馬鹿なんじゃない?」
などと父親と楽しく「下らない」会話をしたことを思い出した。
 
それはそうと・・・母親の話が続く
「この前ね、○○(長男弟)が、「彼女」を連れてきてね、ウチに泊まっていったの」
 
バツ2の弟は、モテる。
こないだまで、一時は再々婚まで考えた「彼女」がいたけど、最終的な詰めで「合意」に至らず
お別れした、と聞いていた。その彼女とは違う「彼女」らしい。
 
結婚、って難しいね、と母に言うと
「老後を楽しく過ごすためには、結婚なんてしてなくてもいいんだよ。
ただ、パートナーはいた方がいいよね」と母が言った
 
父と弟と彼女の3人で飲んで、飲めない母も交えて
楽しく盛り上がったらしい。
 
「大人」な4人の酒盛り・・・
私にはついぞ経験したことのない、開放的な「場」を想像して
ちょっと羨ましくなった