一難去って

3日と置かずに、実家母から電話が来る。
『何か仕事を始める前に誰かとしゃべって元気もらうのよ』ということで
いつも私がご指名を受けている。

今朝の話題は、なんと、次男弟が別居!?という衝撃的なものだった。
先日、長男弟がめでたく再々婚を果たしたばかりなのに、今度は次男弟が?

次男弟の奥さんはしっかりした人で、
一生懸命頑張ってるけど仕事先でうまく行かず転職を繰り返す次男弟を支え
よく頑張ってくれてると思っていた。
そんな次男弟なので、実家両親は働く奥さんをサポートするために
彼らの子ども達を赤ちゃんの時から世話をし,塾の送迎や
仕事で帰りが遅い次男弟達の夕食を作って持たせたりしている。
(実家と次男弟宅は車で5分の距離)

実家の支援もあり奥さんは会社でかなり上のポストに昇進。
家計は実質的に奥さんが担っていることに
弟はふがいない思いをしているだろうことは容易に察しはつく。
奥さんは弟を非難したり責めるようなことは一切言わなかったけど
弟は出世していく妻と一緒にいることがどうにも耐えられなくなり、
家を出たのだとか・・・

「いろいろあったみたい」
でしょうねぇ。でないと家、出ないでしょ。

「情けない子(弟)だけど、だからって責め立てて、
気持ちの行き場を失って困ったことになったら大変だから
せめて、家に帰ってきたときはね
『いーちむ、かみてぃくーやー』って言って送り出しているんだよ」

”いーちむ、かみてぃくーやー” 何、それ?と聞くと
沖縄に古くから伝わる悲恋話「伊江島ハンドー小」の中で
思い詰めた主人公に船頭がかけた言葉。
超意訳すると
「(悪いことを思い詰めずに)良い心持ちになることを探して掴みなさい」・・・かな

今はいろんなことで奥さんと気持ちがすれ違っていても
少し距離を置いて考えることも必要ということだろう。
長男弟がやっと落ち着いたと思ったら、今度は・・・
母の気持ちは相変わらず休まらない。


ちなみに、「お父さんは(この件に関して)何か言ってる?」と聞くと
「あの人に何か言わせると正論しか言わないから余計こじれて大変だから
口出ししないように言い含めているんだよ(笑)」
なるほど!!