呪い殺す(!?)

身内の話だけど・・・

先日、とある用件で母と話している中で
もう10年以上会っていない従姉妹の近況を知った。

精神状態が良くない、というのはずっと前から聞いてはいたけど
かなり悪化しているらしい・・・

母が言うには
「〇〇(従姉妹)がああなったのは
あそこのお父さん(叔父)が悪い。
いつも奥さんの悪口言ってたし、子ども達にも怒ってばかりで
1つも褒めたことなかったさ!」

確かにその叔父は皮肉屋で、子ども心にも良い印象はなかった。
従姉妹は私より背が高く、運動が得意で成績も良かったのに
親戚の集まりで母がそれを褒めても、叔父はそれを打ち消すようなことを平気で言う人だった。(従姉妹のがっかりした顔は忘れられない)

「いつも悪口や皮肉ばかり言われてたらどうなる?
心が傷つくさ、そういうのを『ぬれぇくるす』って言うんだよ」

直訳すると「呪い殺す」・・・ひぇぇぇぇ!!
そんな恐ろしい言葉・・・
いろいろ調べてみると『呪い懲らしめる』(?)という意味もあるそうですが、言う人にはもちろん「殺意」はなくても
毎日言われ続ける側には「心が崩壊するほど」のダメージになるのかもしれません。それを諫めるためにそんな言葉があるのでしょう。

「そんなコワイ言葉、よく使うの?」と私が聞くと
「ううん、そんなに使わないよ、でも、あんまり怒ってばかりの人がいたらその言葉を使って注意することもあるよ」
そんなに怒ってばかりいたら子どもの心が死んでしまうよ、みたいな
感じになるのかな・・・

その叔父の妻もしばらく前から心を病み、数年前に他界。

言葉の力・・・
1度、口から出てしまったものは取り消すことはできない
まして、悪い言葉も積み重ねていくと
その「重量」は計り知れないほど強大でいつか人をも潰してしまう

「どうせ言うなら良いことを言いなさい、ってことさ」
はいはい、肝に銘じます。。。