悲しき祝い菓子
先週の金曜日、2/16に母から電話がありました。
「今日は何の日か知ってる?今日はね、旧正月なの。」
クイズを出題してすぐに正解を言ってしまう母(笑)・・・
私が子どもの頃は、太陽暦の「新正月」(と言っていた)と同じくらい
旧暦の正月もお祝いしていたけど、年々旧正月はカタチだけになってきた。
そして何を思ったのか私に故郷のことを思いだしてほしいから、と
お正月や慶事に飾る「こーぐわーし」を送った、ということだった。
父に、「こーぐわーし」ってどう書くの?と聞いても
よく知らない、ということだった。「香菓子」「供菓子」???
蓮や菊、鯛、亀などの形で鮮やかな色が特徴。
故郷を思い出せと言っても、あれはあまり好きなものではないのです、母上、と
言いたいのをぐっとこらえて
「ありがとう、楽しみにしてるね」と言ってしまった。
こーぐわーし、で検索すると
悲しいコメントが続々と出てくる
・子供にも年寄りにも不人気です。中味が無い、口が、喉が固まるので…。
・年々カラフルになってきていて、 とても食べ物としてみれません。
・年中、行事があってその度にもらうので大量に余って困る。他に活用の仕方が
分からない(というか活用できない)
ものがない時代には、美味しいお菓子だったのかもしれないけれど
時代が変わって美味しいものが溢れている現代には、伝統菓子以上の意味づけは
あまりないのかもしれない。。。
さて、送られてきた箱を開けると・・・
あちゃ~・・・
「われもの」と箱の上に表示されていたにも関わらず
輸送の途中で無残な姿になってしまったようだ。
(左上のものは、多分「亀」)
端っこのかけらを食べてみた。
ふるさとのなつかしい味がした(笑)