蝶と狼

Maverick
何故か、その文字に惹かれていた。
目を逸らすことが出来ない、どれだけ顔を背けても、その文字を追っていた。

彼がもしその名前でなければ
目の前を通り過ぎる人の一人に過ぎなかった。

「一匹狼」のMaverick、人と群れることが苦手な私と似た人なのだろうか・・・

 


ひと頃、「蝶」が身の回りに多く出現したことがあった。
ふと手に取った小説の表紙、持っていたハンカチ、カフェ店内のポスターetc

写真やイラスト、文字、音声、いろいろな表現で何度も目の前に表れる「蝶」

 

偶然と言えば偶然。
結局よくわからないままだった。

 


最近、「狼」が身の回りに出現するようになった。
これも「蝶」のときと同じような現象なのか?
いや、『結局何のことだか分からずじまい』でフェードアウトしていくのだろう。

しかし、なんで「狼」なんだろう?

 



狼、一匹狼、Maverick ・・・ああ、そこにも狼がいたのか。
それで目を離すことが出来なかったのか。

狼出現の謎は解けなかったが、

Maverickに惹かれていた理由は分かったような気がした。

 

「思い込み」といえばそれまでなんだけど(^^;))

 

 

 


Maverick=一匹狼 はかなりの意訳で、本来は「焼き印を押していない子牛」のこと。