山、山、山

お盆の後は、帰省して羽根を伸ばしてくるのが毎年のパターンですが
今年は子ども達はお留守番させて夫婦2人で遠出することにしました。
 
どこへ行くかで若干モメましたが(笑)
私の中ではマイブームの「東北」あたり・・・
昔から、ことばの響きに惹かれるものを感じていた「蔵王」は
どうでしょうか?と夫に提案。
 
蔵王はともかく、山岳信仰出羽三山、とりわけ昔登山をしていた夫は
百名山にも数えられる月山を「見てみたいな~」ということで
行き先が決まりました
 
先週金曜日の夜、山形空港への便は無かったので(関西からは山形空港にしか行けません。庄内空港には直行便がありません)
仙台に入り、翌日早朝から借りていたレンタカーで山形へ。
 
まず最初に訪れたのが出羽三山の「湯殿山
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とても神秘的な所でした。
信仰の場なんだということが
よくわかりました
 
続いて訪れたのは「月山
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八合目までは車で上れます。
とても見晴らしが良くて気持ちが良かった・・・
 
 
多くの石碑や五重塔出羽三山歴史博物館があり
山岳信仰について学べることができて
とても良かった・・・
何もしらないまま行ったのですが
現地の雰囲気を体感しつつ「知ること」は
とても得がたい経験でした
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出羽三山について
出羽三山とは、山形県出羽国)にある月山、羽黒山湯殿山の三つの山の総称です。
 月山神社は、天照大神の弟神の月読命(つきよみのみこと)を、出羽神社出羽国の国魂である伊氏波神(いではのかみ)と稲倉魂命(うかのみたのみこと)の二神を、湯殿山神社は大山祗命(おほやまつみのみこと)、大己貴命(おほなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)の三神を祀っています。月山と湯殿山は冬季の参拝が不可能であることから、羽黒山頂に三山の神々を合祭しています。また広大な山内には百八末社といわれる社があって、八百万(やおろず)の神々が祀られています。
 出羽三山は元来、日本古来の自然崇拝の山岳信仰に、仏教・道教儒教などが習合に成立した「修験道」のお山でした。それ故、明治維新までは仏教の、真言宗天台宗など多くの宗派によって奉仕され、鎌倉時代には「八宗兼学の山」とも称されました。悠久の歴史の中で幾多の変還を重ねながら、多様にして限りなく深い信仰を形成し、「東三十三ヶ国総鎮護」として、人々の広く篤い信仰に支えられて現在に至っています。http://www.dewasanzan.jp/publics/index/6
 
翌日は、行きたかった「蔵王
スキーで有名な山ですが、
蔵王連峰の中にはこんな有名な所があったんですね・・・
 
お釜
刈田岳・熊野岳・五色岳の3峰に抱かれた円型の火口湖で「お釜」のように見えることからこの名称になったようです
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ちなみに、「ことばの音の響き」だけでなぜか惹かれていた「蔵王」。
山頂にある刈田嶺神社蔵王権現が祀られていたことに由来するそうです・・・そういえばウチにも蔵王権現さんがいました(禅宗のお寺なのに)
 
 あ、そうそう、こんなものを見かけました。
仙台から山形に入る山形自動車道でみかけた標識です!
「鹿」や「たぬき」は見たことあるけど、これってカモシカ!?
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な~んにも前知識無しで行ったのが良かったかどうか
わかりませんが、何も知らなかったので見るもの、聞くもの、触れるものすべてが新鮮な経験でした。
 
地元の人が話すことば(山形弁?)をそっと聞いて
その柔らかい感じがなんとも良かった
また行きたいな~、山形!
これまでに行った青森、岩手(遠野!)にもまた行きたい
 
東北って、うまくことばに言い表せない独特な空気感が
あるように思います。
「太い」というか、どっしりと地面に根付く力、というか
そんなものを感じます。沖縄でも関西でも感じたことがないもの・・・
特に今回は強く感じました