講演会ライブ
先日、友人に誘われてあるカウンセラーの講演会に行ってきた。
友人がそのカウンセラーの本を読み「心が軽く」なり
他の書籍を読み、ブログのフォロワーになったという。
そのカウンセラーは最近テレビでよく見かける人で
「テレビ受けする手法だな」と思っていたので
話しのネタにちょっと見てみようか、と軽い気持ちで行ってみた。
「講演会」と思っていたら実は「ライブ」で
カウンセラーとして伝えたい言葉を歌詞にして歌う「ライブ」だった。
歌唱力はあり、上手なんだけど
その歌詞は・・・
悩める人には、救いのような言葉の数々
誘ってくれた友人は一曲目で号泣し驚いた・・・でも、もっと驚いたのは泣いているのが友人だけじゃなかったこと。
よく見ると周りの観客も静かにハンカチを目に当て
肩が震えている人が何人もいた。
（観客のほとんどは女性）
考えてみれば、カウンセラーの彼の言葉に惹かれて来た人達が
ほとんどなので、ある意味当たり前なのかもしれない
誰にも言えず、心の内に溜めてきたことを
代弁して､なおかつ自分を優しく慰めてくれる言葉は
大きな癒やしなのだろう・・・
でも、でも、でも
その場に馴染めない私は居心地の悪さを感じて
早く帰りたい～とずっと思っていた
この「場」に吞まれたら危険だ、と私のゴーストが囁きまくる
ある曲では皆両手を上げて左右に揺れている様が
コワイコワイ
カウンセラー本人も言ってたように
「新興宗教みたい？そういう人もいます！そう思ってくれて構わない！僕のライブを見て元気が出るのならどう思ってくれても構いません！」
（拍手と歓声）・・・
ライブが始まる前、軽く食事をしていると
決して安くはないそのライブチケットについて
「これまでだったらお金がもったいないって思ったけど
そこでお金を使ってでも自分を変えようと思わないことを
「お金のブロック」って言うんだって」
という言葉を友人の口から聞いた時に背筋が寒くなった。
何度も聞いた胡散臭いロジックだった・・・
う～ん、それってどうなの～
少なくとも「カウンセラー」がそんなことを言うとは・・・
ファンや信奉者もたくさんいるようだけど
・・・ちょっとどうなのかな～と言うのが正直なところ
友人は、賢い人なので、自分の問題解決のために
良い所だけ受け取って、それ以上はハマらない・・・はず。
2階席からアリーナ席を見ていて・・・
カウンセラーの歌や言葉にうなづき、涙し、笑う多くの人達
一生懸命、頑張ってきて
誰かの役に立ちたくて
誰かに認められたくて
誰かに愛されたくて
それが空回りして心が疲れてしまった悩める人達・・・
どうか彼女達の心の重しが取りはずされて
「今以上に悩まされることなく」
幸せになりますように・・・
