SalamWorld

夕方見ていた番組から・・・
 
アラブの春」の原動力になったFacebookに対抗して
世界で15億人のイスラム教徒の交流サイトが近々オープンする
イスラム版SNS、「SalamWorld」
 
それまでは不可能のように思われた長期独裁政権下で、
民衆の蜂起から政権の崩壊に至ったのは
Facebookなどによる情報の発信と共有・共感がその原動力になったということは記憶に新しい
 
物理的距離を越えて人々が連携するためには、SNSはもはやはずせない、が
イスラム教徒にとってはFacebookは、必ずしも満足出来るものではなく、それならば、ということで
イスタンブールに本部を置くSalamWorldが開設されるに至る、ということらしい。
 
世界中のイスラム教徒を結びつける、というコンセプトがありながらも
イスラム(反イスラム)が懸念するような、過激な思想などは徹底して排除する、と
設立者は語っていた。
15億人、とまではいかなくともイスラム教徒の人口の半数は25歳以下というネット世代を意識して
イスラム教徒が安心して使える化粧品や、イスラムのファーストフードチェーンなどが
同胞達に向けたビジネスを展開できる場として、注目されている。
ターゲットがはっきりしているので、この上ないチャンス、ということだろう・・・
欧米発信のメディアでは、当たり前の女性が肌を露出したファッションなどはイスラムの戒律に反するので
Facebook などに掲載される広告に抵抗があったけど、このサイトではもちろんそれは一切無いので
安心して見ることができる、というのも解るような気がする。
 
世界中のイスラムを繋ぐためにイスラム教徒が多い国の言語、複数で閲覧できるようになっており
実際に立ち上がるとかなりのイスラム教徒が、このサイトを利用するだろう。
 
イスラムの私には、関係ないといえば全く関係ない話しだけど
ただ・・・
「過激な思想は排除される」というポリシーがずっと守られていってほしい。
設立者が語っていた「本来イスラム思想は穏健であり、一部の過激な団体・宗派によって誤解されている」
その穏健で平和を尊ぶイスラム教徒達がより多く交流することによって
過激な原理主義(?)に「洗脳」されている人達の心が解放されるといいなぁ~・・・
このサイトを利用するであろう多くのイスラム教徒が今後、どう世界と向かい合っていくのか、
関心は尽きない。
 
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