梅、といえば・・・

イメージ 1
 
手折ってきた白梅・・・
あ、ウチのね(笑)よそんちのを取ってきたのではありません。
 
ちっちゃいボトルは・・・「響」(笑)
知ってる人は知っている・・・そう、アレです。ソレのミニチュアボトルです。。。
 
桜が咲き出すと、皆いっせいに「桜、さくら、サクラ」と騒ぎ出すけど
私はこの時期に咲く梅の花のほうが好き
 
とりわけ、白梅は、紅梅よりも香りがやや優しく、色合いも楚々として可愛らしい感じがする。
もちろん紅梅も、早く咲き始め「春の到来」を予感させてくれるので健気な感じ・・・
 
以前にも書いた事があるけど
花を愛でるにも、その感じ方が東西で若干違う、という文献(?)を見つけて
その気質の違いを面白く感じた
 
また京坂は男女共に艶麗優美を専らとし、かねて粋を欲す。江戸は意気を専らとして美を次として、風姿自づから異あり。これを花に比するに艶麗は牡丹なり。優美は桜花なり。粋と意気は梅なり。しかも京坂の粋は紅梅にして、江戸の意気は白梅に比して可ならん。後人これをもって三都風姿のおほむねを察せよ。
(守貞謾稿)「近世風俗志」
 
上方(関西)は、まず華やかで美しいこと、それが前提で、牡丹や桜などの美しく優美であることが求められ、
江戸は見た目よりもそのものの「在り方」がどうなのかという、ある意味目に見えないところに思いを馳せてそこに美を感じる、ということなのか。梅で例えると、上方は「紅梅」、江戸は「白梅」という分かりやすい例え、だけれど、
あながち間違ってはいないように思う。もちろん、茶道や禅宗を育んだ土地でもある上方なので、皆が「派手好み」というわけではないけど・・・
 
美しさの中に絶対性を感じる関西の文化は、明るくてポジティブな気質を
粋(心意気)を重んじる関東?江戸の文化は精神性の高さを感じる
 
何年か前に、京都の北野天満宮でみた梅はとてもきれいだった・・・
また行ってみようかな。
 
東風吹かば 匂い起こせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ (春を忘るな) by菅原道真