家事全般

実家の母はずっと兼業主婦だった。

今でいう保育士をしており、私も幼い頃からずっと

保育園で預けられていた。

学校から帰っても、親がいないのは当たり前の環境で育った。


なので、夕方６時半～７時頃、慌ただしく母が帰ってきて

怒濤の家事タイムが始まるのを毎日見て、そのうち手伝わされ、

いつしか分担になり、しまいには夕飯を作るのが半ば日常化していった。


母は私のため（？）に「365日毎日の献立」なんていう料理本を

買ってきてくれた。

1月1日から始まり、12月31日までの365日分の「主菜と副菜2つ」の献立が

 

写真入りで掲載されていた。

材料調達の加減や、高度なワザを要求されるものなどもあり、もちろん

中学生や高校生では作ることが出来ないものも多々あったが

大体の料理はその本で「お勉強」した。


母から直接教わった料理、というものがあまりなく、

その本に掲載されていなかった「郷土（沖縄）料理」は、実は

あまり知らない。ネットで検索しても「家の味」とはちょっと違うので

ときどき母に電話して聞いてみる。

「どうやって作るんだっけ？」

「え？そんなのも知らないの？」

「あなたが教えてくれなかったからでしょうが！（笑）」

「なんで聞かなかったの？（笑）」とすっとぼける母・・・



料理に限らず、家事全般だいたいこんな感じ・・・自己流でやってきたので

実は家事というものには自信はない。

家事が得意、という主婦や、お掃除上手な人をテレビなどで見ると

すごいな～と感心してしまう。


関心がないわけじゃない、やろうと思えばそこそこ出来るんだけど

それよりも・・・他のことをしたいと思ってしまう。

ある程度出来ていれば良いのでは・・・？


だって・・・家事って、やり出すとキリがないし・・・


なんだろう、この「言い訳をしてる感じ」というか「うしろめたさ」は（笑）