案の定
娘から不在着信があった。
午後3時過ぎ、今は金曜日までのテスト期間中なので部活も無く
寮にいる時間・・・
あ~、そうか!
「もういらーん!(いやだー)テストむずい(難しい)~」だな、きっと。
電話を掛けると案の定
「今回のテスト、ヤバイ・・・」と弱々しい声。
(わかりやすいヤツ)
そっか~。
だろうな。
そう言うと思ってたけどやはりそうなんだ。
今まで調子よく来たのが私には不思議だったので
ここに来て、ようやく大きな壁にぶち当たったんだな。
4年生になると内容が専門的になって難しくなると聞いていたので
想定内ではあったけど・・・
ま~、しょうがない。何点でもいいよ。
結果はついてくるもん、やろ。
出来ること、少しでも1つずつ積み重ねて行こ。
「うん」
受話器持ってうなだれてるのが目に浮かんでくる。
(元気出せよ~!)と思いながら話を変える。
「えっ?見たの?どうだった?」
(ほら、食いついた!)
「今までに無い感じだね。ああいうの好きだな」
「おかーさんにウケると思った」
「うん、めっちゃウケたよ」
他愛のない会話のあと
「元気出た?」
「少し」
「よっしゃ、ほな、もうちょっとがんばり!」
すぐ凹むけど立ち直りが早いのがあんたのいいとこやで、と言っておいた。
母親の言う言葉はある種のお守りであり予言であり縛るものでもあり
時として危険なのだけど、こういうときは言っても良いはず。多分。
「宝石の国」
ハマりました(笑)