家からずっと

実家母が、もう着なくなった服などを仕立て直して(?)家の中だけで着る服を作っているという。

「ああ、そう、それいいね。今風に言うとリメイクって言うんやで」と言うと

「ううん、そんなかっこいいものじゃないよ。ヤーカラチャーだよ」

「だから、有るものを再利用することをリメイクって・・・」

「ヤーカラーチャーさぁ~、家の中でしか着ないんだよ」

「いや、あの、だから・・・」

話がビミョーにかみ合わなかった(笑)

ちなみに、ヤーカラチャーとは

ヤー=家
カラ=~からと同じ意味
チャー=ずっと

つまり、家にいるときにずっと着ている服、普段着という意味。

久しぶりに聞いたわぁ~。

方言の話を面白がっていると、昔こんな話があったよ、と別の話をし出した。

「昔ね、聞いた話だけどさ、大和の人(本土から来た人)がこっちに来て
教習所に通ってたときに、教官が「とー!とー!」と言うのが理解できなくて
『とーって何ですか?』と聞いてね、教官が、その言葉を日本語でどう言ったらいいのかわからなくて咄嗟に「オーライ」って言ったわけさ、あっはっはっは(母爆笑)」

爆笑するほどでも無いような気がしたけど母にしてみれば面白い話だったらしい。

「『とー』は、日本語で何て言うかね?」

「そう、で良いんじゃない?そうそう、いいですよ~、みたいな?」

カーブや車庫入れや縦列駐車などの時に、壁や縁石に当たらないかミラーを見ながら
教官が、「そうそう、いいですよ~」という感じで発したと思われるが、
教習生は、その不思議な言葉が気になって仕方なかったんだろうな・・・


とー!は、お酒をついでもらって・・・あ、そうそう、もうその辺で!と言うときにいうような感じ。

ヤーカラチャー、「とー」なんて自分の口から出てくることは滅多にないので
懐かしいやら可笑しいやら。