山と月と雪と

週末は、ちょっと遠くに行って来ました。
早朝4:45amに家を出て新幹線で名古屋へ。
名古屋から特急しなの、在来線を乗り継ぎ“信濃大町”へ。そして・・・

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電気で走るトロリーバスや、全編トンネルのケーブルカー、支柱が一本も無いロープウェイなど日本でここだけにしかない乗り物を乗り継ぎ
立山黒部アルペンルートの中心地 室堂に位置する日本最高所にあるホテル立山へ。

黒部ダムを見に行きたい」と、以前から私が言い続けていたのですが
急遽「行くで」と夫に言われたのが先月の末。いつも、いきなり、です

黒部ダムと言えば、このイメージですが↓
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私が行った時は、豪快な放水は既に終了していて(観光放水6/26日~10/15)
おまけに強風の中、雨交じりの雪という最悪なコンディション。
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1956年着工、171人の殉職者と7年の歳月を費やして完成した黒部ダム
難事業に立ち向かった多くの人の苦労を思いました。

中部山岳国立公園特別保護地域である立山の標高2450mに位置するホテルで
お泊まりということで、「高山病」とかになったらどうしようと心配しましたが
それらしい症状はなかったものの、窓際のベッドで寝ていると
窓ガラスの隙間からなんとな~く硫黄の匂いが・・・

いつものように野獣のような夫のイビキと、うっすらと漂ってくる硫黄の匂いで
殆ど眠れず、明け方5時、窓の外を見ると到着の時には見えなくてがっかりしていた
満月が晴れ渡る空にくっきりと見えました!!

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スマホでは上手く撮れませんでしたが、月明かりでうっすらと明るくなった夜空に
煌々と光る満月、遠くに見える立山の稜線、すべてが美しくて見とれていました。

「野獣」は放っておいて、外に出ました。
未だ暗く積雪約20cm以上の屋上に出ると何人もの人がいました。
皆、手にカメラやスマホを持ち日の出を撮るスタンバイをしていました。

日の出の時間を調べるとあと30分近くあったので
部屋に戻り「野獣」を起こして人間に戻し、一緒に見ることにしました。

ホテルのフロントサービスの人がスノーシューズの貸し出し(無料)を
教えてくれたので、履き替えてまたホテルの屋上へ。
先ほどまで暗かったのがすっかり明るくなっていましたが
明るくなった空にまだ月が・・・

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グラデーションの空に
ぽっかりと静かに浮かぶ月、周囲の風景と共に不思議な光景でした。

翌日は山を下り、富山市内で過ごして無事に帰宅。
富山市内で凄い光景を目撃しました。
それは・・・

つづく