驚いたこと・・・

夫実家のお寺の行事の手伝いに行くと、義妹も来ていた。

ガンを患いながらも、なんとかお寺のあれこれをしている義母を手伝うために
時々帰ってきてくれる義妹は貴重な「戦力」。

義母と義妹の3人で40人分のお弁当作り
イメージ 1イメージ 2
←メインは「鯖ご飯」

毎年この鯖ご飯を楽しみに来る人が多い



今年もなんとか無事に行事を終えて義妹と二人で片付けをしているとき
恒例とはいえ、こんな「接待」をこれから先も続けられるんだろうか、という話になった。
義母は病気を抱えているし、私も義妹も毎回来れるとは限らない。
もうそろそろ行事や接待のあり方自体見直すべきでは、云々・・・

義両親もいつまで元気でいられるかわからない、
今は違うお寺にいる私達も、義父に何かあったらどうするか・・・

「お父さんに何かあったらこっちに帰ってくる?」と義妹に聞かれ、
私は、今のお寺のこともあるし、実家寺は慣れたとはいえ住むには不便なことが多いし義父に不測の事態が起きたとしても「お寺に入る」という形で「帰る」ことは
難しいと答えた。夫実家寺も実は「後継者問題」は切実な問題。

「正直、ここに住むのは難しい、かなぁ」と義妹に気を使って答えると

「お義姉さん、無理して帰ってこなくていいよ」(えっ!?)
「お父さんも『オレが死んだらこの寺も仕舞いや』言うてるし・・・」

えっ!?お義父さん、ということは・・・!?
意外すぎる発言にびっくりした。


息子(夫)も、孫(私の息子)も、この寺を継がないと思ってる・・・?


義父の真意はともかく、
夫の実家(寺)はこれからどうなるんだろう・・・
肝心の夫とは未だ何も話せてはいない。
夫はお寺2つと学校の先生という「二足のわらじ」どころか3つも仕事を抱えていて「あれはどうするの?これはどうするの?」と私が問い詰めてしまうと
息苦しそうなので、今は様子を見ながらひとつずつ片付けていかなくては。

それにしても、
義妹が実家寺の住職亡き後(?)についていろんなことを考えていたことことに
少なからず驚かされた。
”お寺(実家)ファースト”な人で、私に「絶対このお寺を守ってね」と言っていたのに・・・
住む人がいなくなったお寺(家)をそのままにしておくと不用心で不衛生なので
どう「処理」するかを彼女は一生懸命考えていたようだ。
「断捨離、しなくちゃね。でも、まだ親が生きてる間はこの話はしないでね。」

どこでどう変わったのか分からないが、
長男(&長男嫁)に老親のことや家のことを丸投げにして知らぬ存ぜぬを決め込むきょうだい、ではないようなので
私には、肩の荷が少し軽くなったのかも・・・?