「いじめ後遺症」

昨日の「朝イチ」(NHK)で「いじめ後遺症」を特集していた。

まだ柔らかい心の時に受けた「傷」はそう簡単に癒えるものではなく
大人になってもずっと影響を与え続ける

私自身は良くも悪くもずっとアウトサイダー
母が言うには、保育園でみんながお遊戯しているのをそばで見ているだけで
家に帰ってから1人で踊っていた、とか
生まれてからずっと大人の中にいたので同年代の子供が苦手だったようだ。
偉そうにしていると思われていたのか、寄ってくる子は少なく
寄ってきた子と仲良くしていた。

そんな私が小4の頃、ある女の子グループからお誘いを受けてそのグループの中に入った。リーダー格の子はクラスの人気者で周りはその取り巻き。
子供同士のそんな力関係を知らずにきた私は、中に入って初めて知り
その居心地の悪さにグループを抜けようとした頃からなんとなく
イヤな出来事が続くようになった。
大人の今なら冗談で返せるけど、まだ幼く、変にプライドが高かったあの頃は
相手と戦う(抗議する)こともしないかわりに
毅然と(?)そのグループを出た、というかその頃には
グループに同調しなかったので去る者は追われもしなかった(笑)
精神的に苦痛を感じること=いじめ、とするならあれはいじめだったと思う。

女の子グループの中にいること、誰かと群れること、
特にリーダーの存在感が強いところは苦手なのはあの時の名残なのかもしれない。
自由がなく誰かの言いなりになるのは何よりも耐え難い
それよりは、「おひとりさま」で群れの外にいるほうが気が楽・・・

私の場合は、自分からそこを抜け出ることができたので
イジメというほどのものではなかったかもしれない。が、
こんなちっぽけな出来事ですら現在まで影響を与えているのだから、
昨今よく見聞きする「イジメ」が後々に与える心身へのダメージは想像するに余りある・・・

いじめは、いじめている側の心に問題がある・・・
学校などでそう教えてもいいんじゃないかな、
「他人をいじめたい、いじめようと思うときは自分が何か問題を抱えている」
「人をいじめて憂さ晴らしせずに自分の問題と向き合え」
それを学校で言ってしまうのも問題がありそうだけど
「イジメはいけませんっ!」と教えるよりも良いような気がする。。。