OUT!?
先日、お寺の奥さん集会に参加してきまして
プログラムの1つである座禅(体験)をしてきました。
禅宗の作法に則ったやり方での座禅・・・
まずは姿勢を正し、足の組み方や深い呼吸の仕方を教わり
視線は半眼(畳半分ほど先をぼんやり見るような感じ)にして
鐘の音を合図に開始。
約40分ほどの座禅。
深い山の中のお寺の中は静寂そのもの。
時折聞こえて来る葉擦れの音や、
自分の心の中からわき起こる雑多な想念を受け流しながら
ただじっと座る・・・
どうしても気が散ってしまう人は
「警策(きょうさく)」という棒を持って静かに歩く僧侶が来たら
合掌しながら少し前傾すると、肩をスパーンと叩いてもらいます。
あるいは、うっかり寝てしまってる人や気が散ってる人は僧侶の方から
肩にそっと触れるのでその時は同じく合掌したまま前傾姿勢になるように、とのことでした。
え?
ヤダ!!
叩かれたくないと思った私(もうこの時点でどうかと思いますが)
せっかく瞑想(自分なりに)してるのに、
僧侶に勝手に(?)こいつは集中してないと判断されて
私の瞑想が中断させられたら嫌だなと座禅をする前から思って
しまった私は、案の定座禅に集中できませんでした。
とにかくあのウロウロ歩き回る僧侶に気づかれないようにと
気にしてる自分に気づき
座禅をしているのか「座禅してるふり」をしているのか
わからなくなっていました。
あと何分くらいなんだろうとぼんやり思ってると
警策僧侶が私の方に近づいてきたのがわかりました。
すると、なんと!!!
隣の人が静かに前傾姿勢・・・
(ええ~!!マジですか~!?)
僧侶が近づいてきて、隣の人の肩に「行きますよ」みたいな感じで軽くぽんと叩き、その後
スパーンとお堂に響き渡るような快音を響かせました。
で、一礼する隣の人・・・
見たわけじゃ無いけど気配で分かります。
警策を受けるのが嫌な私と
警策を受けたくてうずうず(?)してた人
警策は、修行者を励ます意味があるそうですが
私には瞑想を邪魔する存在にしか思えませんでした。
(お寺の皆さん、すみません)
アウトやわ~と
思ってちょっと凹みました。
が、瞑想は自分でするもの。
自己流でいいんじゃないかな、とも思うんだけど・・・
あの「スパーン!」で、日頃のいろんなイヤなものが
すっ飛んで、スッキリする人もいるんだろうなとは思います。
私にはまだそれほどすっとばしたいものがないのな、
いやいや、あるんだけど
とにかく痛いのがイヤなの(子供か?)