少数民族へのまなざし

アイヌ遺骨>11大学に1633体 管理ずさんさ浮き彫り>
 
 
情報開示の遅さと記録の隠蔽・・・
これが学府のすることだろうか

日本人は(日本人でなくとも)、お墓を大事にする民族のはず。
それなのに、お墓をあばき遺体を引きずり出すことが「研究」の名の下に
行えるのだろうか?
アイヌを「人間」というよりも、研究対象というモノとしか見なしていなかったのだろう。
私は、北海道の「開拓」の歴史や、アイヌの歴史を知らないので軽々には言えないが
本州から北海道へ後からやってきた「日本人」たちは、先住者であるアイヌ民族を駆逐しながら
日本の領土を拡大してきた・・・?として、そこに元々住んでいた人たちに対する敬意というものを
あまり持ち得ないまま・・・対立すべき相手としか見ていなかったのだろうか
 
あからさまな差別に、問題意識のかけらもなかった、
と、北海道出身の知人は言った。
その知人が沖縄を訪れた際、沖縄の文化が住民たちによって守られていることと、
北海道では原住民であるアイヌの文化が継承、守られているとは言いがたいことへの差異を強く感じた、と言う。
沖縄とアイヌを簡単に同列に論じることはできないが、アイヌの問題はなかなか
メディア等で全国レベルの取り上げられ方をされる機会も少ない。
まさか、未だに日本は単一民族国家である、と信じている人はいないだろうが、
「異質」な民族が存在することを受け入れたくない、暗黙の何かがあるのだろうか?・・・???