Pollyanna Syndrome

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言わずと知れた「ハンカチ王子」、こと斉藤佑樹選手
 
その端正なマスクと、マウンド上でハンカチで汗を拭くという前代未聞の「育ちの良さ」(?)で
 
多くの女性(特に母親世代)の心をわしづかみにした。(私はわしづかみ、されてませんけどねっ
 
その彼も、今やプロ野球界でバリバリ活躍、と思いきやちょっと違うことで注目されているらしい。
 
あまり調子が良くない、ということはなんとなく雑誌の紙面広告やネットのスポーツニュースの見出しなどで
 
知っていたけど「ポリアンナ症候群」と言う言葉を添えられているのを目にしたとき
 
「えっ?」と思った。
 
心的疾患のひとつ。ポリアンナイズム(Pollyannaism)とも。
現実逃避の一つで、楽天主義の負の側面を表すもの
 
「直面した問題の中に含まれる(微細な)良い部分だけを見て自己満足し、問題の解決にいたらないこと」
「常に現状より悪い状況を想定して、そうなっていないことに満足し、上を見ようとしないこと」
 
・・・察するに彼のお仕事である野球の世界で、あまり良いとは言えない状況にある彼が
自分の現実を直視せず理想論ばかり言ってる、ということなのだろうか・・・
 
ポリアンナとは、1913年エレナ・ホグマン・ポーターが書いたベストセラー小説『少女パレアナ(Pollyanna)』の主人公。原作は読んでいないが日本でアニメ化された作品を見た記憶では、どんな逆境に置かれても
少しでも「良いこと」を見つけて、前向きに生きていく健気な少女だった。「良かったさがし」はちょっとした流行になった(私の周りで・・・パロディ化されてたけど
 
「書かれた言葉においては、ネガティブ(否定的、悲観的、後ろ向き)な言葉よりもポジティブ(肯定的、楽天的、前向き)な言葉の方が大きな影響を及ぼす」という「ポリアンナ効果(Pollyannna effect)」という心理学用語は
困難な状況にある人には、良い効果を発揮するものだったはず・・・なんだけど
これが行きすぎると、「現実逃避」になってしまうのか。。。
 
でも、でも、やはり人間は、現実逃避といわれようと「良い」材料を多く持っていた方が生きていける動物だから
どんな些細なことでも「良かった」ことを見つけて、生きる「よすが」にして行くのだと思う。
 
今まで経験してきたすべてのものごとには、私を成長させる何かがあったのだ、と
思いたい私も、いつも究極の「良かった」探しをして日々生きているようなものなので・・・
斉藤さんには、そのまま自分を肯定して強く立ち向かっていってほしい・・・
 
 
 
 
 
 
ところでどこの球団だっけ・・・
あ、日ハム?・・・「楽天」だったら「オチ」になったんだけどな