枝雀!

運転中に、何を聴くかはドライバーに選択権がある。
 
夫の車であっても私がハンドルを握るときは、U2リンキンパーク
夫の時は、もうこれでもか、というくらい聞き飽きたエンニオ・モリコーネ。。。
 
もうええっちゅーねん
 
でも、最近異変が・・・
 
落語!
 
それも談志と枝雀がヘビロテ(笑)
個性が強すぎる噺家のヘビロテってけっこうキツイものがある(泣)
 
 
今日は、ちょっとお出かけの際、待ってましたとばかりに枝雀独演会の始まり・・・
本日の演目は「高津の富」
 
しばらく聴いてると・・あれ?このストーリー聞いたことある!
少し前に、談志で聞いていたのだ。大阪と江戸と設定を変えながらも同じお話
上方落語の「高津の富」を三代目柳家小さんが江戸バージョンに仕立てた
 
 
周知のように、枝雀は1999年、自らの命を絶ってしまった
高座で見るオーバーアクションや天衣無縫なキャラクターなどからとても
心の病を持っているようには見えなかっただけに、見せない部分での闇の大きさを思うと
なんともいたたまれない思いが・・・
 
今はいない人の声がビビッドに残っているというのもなんだか奇妙な感じだけど、
どのキャラクターも一生懸命生きている、そんな感じがする。
なにしろ、出てくる人物達がやたらと明るい。
人生を笑い飛ばせ、みたいなノリがなんともアヴァンギャルド
 
「親子酒」の
「酔いました・・・」と理性を保ちながらの声と
「誰が酔うとんね~ん!!!!」とキレまくる声・・・
何度聞いても爆笑。。。
 
 
 
でもさ~ドライブに落語は・・・
やっぱり合わないと思うんだけど。。。