ごんげんさん

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今日は、「蔵王権現」を見てきました。
 
「ざおうごんげん」・・・語感からも「いかめしい」感じがしてきます。
 
桜で有名な吉野の山に、修験道のお寺「金峯山寺」があります。
役行者により白鳳年間(7世紀後半)に開創 。役行者が金剛蔵王大権現を感得し、その姿を桜に刻んで、蔵王堂に祭祀されたのがはじまりとされています。1874年(明治7年)、明治政府により修験道が禁止され廃寺となりますが、1886年(明治19年)に天台宗の仏寺となることで復興。1948年(昭和23年)に、蔵王堂を中心とした金峯山修験本宗を立宗し、その総本山として今日に至っています。
 
その蔵王堂で、普段は秘仏とされている「金剛蔵王権現」が特別公開される、と聞いていたので
一度は見ておこう、と行ってみました。
 
本堂に入ってすぐ、3体の大きな仏像が目に飛び込んできました!
高さ約7メートルの体が窮屈そうに立っていました。
その迫力と言ったら・・・!なんだか生きてるみたいで、私はテンションMAX!
普段、仏像は見慣れているのですが、今日は本当に珍しくエキサイトしてしまいました。
 
不動明王とどう違うの?と思うくらい、コンセプトが似ています。
青いボディ、メラメラと燃えさかる炎を背負って、憤怒の形相の逆立つパンクロッカーのようなヘアスタイル
逆八重歯のような牙(?)・・・蔵王権現の特徴である片足立ちが躍動感があってかっこいいです。
 
まだ観光客が少ない時期だったのでゆっくり拝観させていただきました。
 
説明してくれた人によると3体の蔵王権現さん達のセンターの権現さんは「過去」を、
向かって右の権現さんは「現在」、左の権現さんは「未来」を表すとのことでした。
 
それぞれの権現さんに向かい合って、いろいろお話してきました。
 
「今日こうやってお会いできたのも何かのご縁、どうぞよろしくお守りください・・・」
もうちょっと気の利いたことが言えると良かったのですが・・・
 
いや~、良かった、良かった!
 
 
すっごく明るい気持ちになりました・・・・ちょっと変?(笑)