お義父さんのこと・・・

義妹から聞いた話では、義父は昔はかなり暴力親父だったらしい。
なんとなくわかってはいたけど、私の想像以上だったようで、ちょっとショックだった。

義父がまだ若い頃、(夫が子どもだった頃)
自分の意に沿わないことを子どもが言うと大声で怒鳴りつける(これは今でもよく見かける)、教員である自分の子どもがふがいない成績を取ってくると、
その辺にあったもので殴ることは日常茶飯事・・・
「えっ!?そんなに酷かったの?」と思わず義妹に聞き返した。

体格・体力で圧倒的な支配関係にある大人に大声で怒鳴りつけられると、それだけで
萎縮してしまうのに、それが「ふつー」に行われていたのは想像していたけど
物理的な暴力が頻繁にあったことは、夫からほとんど聞いていなかったので
ショックなのと夫がかわいそうに思えた。

結婚当初、私が義父に酷いことを言われて夫に泣きついても、夫が義父に言い返せなかったのは、まだ「父の子ども」だったから。
分かってはいたけど改めて家族の歴史を聞いて複雑な心境になった。
義妹から聞いた義父の暴君ぶりは酷く実の娘がそう言うくらいなので
家族、子どもとしては辛かっただろう。

暴力だけでなく、思いつきでものを言ってしまうことで人に迷惑を掛けていることも義妹に聞くまでもなく私達もよく巻き込まれてきた

夫に、今住んでいるこのお寺を任せ、
自分の寺の跡を次男(義弟)に継がせると言っていたのに孫(私の息子)を抱いた瞬間、「この寺の跡を継ぐんやな~♪」と言ってしまい、夫とは違う「暴力」に耐えてきた義弟を激怒させた。
義弟が本当にあの山寺を継ぐ気だったかのか分からないが、少なくとも、長男ほど何かを期待されることもなくほったらかしにされていた義弟にしてみれば唯一、父親が自分を認めてくれていた役割を、孫の出現でまるで何も無かったようにされたら
そりゃ怒るわ・・・

親が用意した見合いを蹴り、当時付き合ってきた彼女を家に連れてきたとき
義父がとんでもないことを言ったらしく、「彼女」(今の奥さん)を激怒させ
義弟も「こんな家、出る!養子になる!」と言いだし、大変な騒ぎになった。


お義父さん・・・あなたって人はどうしてこうも人を傷付けるのが上手なのか・・・

おぼーさんなのに・・・

一通りの修行を終え、さらに高みを目指すおぼーさん、ではなく
修行がまだまだ足りなくて、修行中のおぼーさんなんだな、この人。。。

そして
この人を見ている私は、こうなってはいけないと教えられ
この人と関わって学びなさいと言われているような気がしている今日この頃・・・

イヤイヤ