どうする、お墓?

唐突ですが、お墓、どうします?

ボランティア仲間は私より年配のかたが多いので
いろいろと聞かれることが多い。が、私はよく知らない分野なのでテキトーなことを
言うわけにもいかず、「どうなんでしょうねぇ」と一緒に困ってあげている(^^;)

結婚して間もない頃、○○家の墓にお参りしよう、と義母に言われ
家の裏に連れて行かれた。
たたみ2畳分のスペースに小さなお墓が一つあった。
「これは○○のおじいさんのお墓(当時祖母は存命)おばあちゃんも亡くなったら
ここに入るの。」
義母は空いた空間を指さし
「ここは私達の(お墓を)建てる所、そしてここはあなた達の所」

えーっ!お墓(用地)もうあるんですか~!なんて用意の良いこと・・・

しかし、当時の私は義父が死ぬほど嫌いだったので
別の墓とはいえ,お互いに死んでいるとはいえ
同じ敷地内に義父も一緒にいるなんて耐えられん!!
絶対別のところにお墓を建ててもらうわよ、
でなければ郷里の海に散骨してもらおうと固く心に誓っていた(笑)

お墓用地を買うのも大変だと聞くと
無いよりは有った方が良いのだな、と最近は思う。
義父のことも、お墓も別居だったらいいじゃんと”軟化”してきた私だけど
今は別の問題が浮上している。

夫実家寺を継ぐ人がいない問題。
義妹も、あの義父でさえ半分諦めている?とか・・・

そうなったとしてもあの敷地自体は残るんだろうけれど
継ぐ人もなく
檀家さんもいなくなったら
あの周辺は荒れ放題になり
子や孫たちがあそこに行くまでが大変になるのは目に見えている。
(何しろ「秘境」と言われてるくらいだから
今まで通りにせずとも、次の世代が彼らの良いと思うように任せるべきだろう。

お墓参りに行けなくても
故人を偲ぶ心が大事、とある有名な霊能者が言っていたっけ。
行けるなら行くに超したこと無いけど
コンパクトにまとめて、折に触れてたまに心の中で手を合わせ思い出したら
それでいいような気がする。

お墓もお寺も今が過渡期なんだろうなと思う今日この頃・・・