その後・・・親って難しい

昨日、娘から電話があった。

プレコン(プレゼンテーションコンテスト:英語)に出る!と意気込んでいたのに
それに出たくない、と言う。

原稿、書けなかったの?と聞くと
書くには書いたけど・・・と言うものの
よほど英作文で苦労して次は暗記となると嫌気がさしたんだなと思いつつ
聞いているとしくしく泣き出した。

プレコン参加に当たって、担当教師(英語)が付いて指導してくれるということで
去年までクラス担任だったM先生がついてくれると思っていたら、
別のK先生だった~と残念そうに言っていた。
単に違う先生というだけでなくそのK先生と考え方が違い過ぎて、その溝を埋めることが出来ないまま昨日まで来てしまったが
娘が主張したいテーマと乖離しすぎていて、昨日とうとう「やってられん!」と爆発した模様・・・

以前から「K先生が私の主張を理解をしてないというか、微妙にズレてて
何度か説明しても分かってもらえないんだよねー」とよくこぼしていた。
下書きを持って行くと、この方がウケが良いから、と案を提示されたり
こっちの方が絶対いいから!と言われると
先生の方がコンテストにふさわしい表現や展開の仕方などノウハウを知っているし
自分は英語が得意では無いので受け入れざるをえない。
こうした方がいいと押し切られてしまうと
はぁ、そうですね、と受け入れてきた「自分が許せない」

あらら・・・どうしたものか・・・

「こんなに自分の個性が潰されるんだったら『自分のもの』じゃないっ」等と
めずらしく声を荒げた。
(普段、寮から電話をかけてくるときは隣室の上級生に気を遣って大きな声で喋らない)

こんな時、親としてどう対処したらいいんだろう、といつも思う。。。

これまでにも何度か電話口で泣いていたことはあった。
部活のこと、友達のこと、失恋のこと・・・
一緒に住んでいれば顔を見ながら話すので様子もなんとなくわかるし慰めようもある。だが、電話で聞くだけでは、よしよし、と慰めることもできないので
もっぱら話を聞いて出来るだけ正確に状況を理解しつつ、アドバイスしたり
娘の気持ちに沿って励ましたり、とあの手この手でやってきた。

子どもを自立(自律)させるべく、過保護にならないよう
自力で問題解決していくようにするべき、と思っているし本人もぎりぎりまで
なんとかするつもりだったらしいが、とうとう臨界点を超えてしまったようなので
これは聞いてやるべきことと判断したところで
さぁ、どうしよう・・・

正直言って私としては、娘が自ら苦手な英語で何かに挑もうと思った事を大いに
評価して頑張ってほしかったがこうなってしまったら(泣くほどストレスになっていたのなら)辞めるという選択もあるだろう。
今いる学校で英語は本業じゃない、それに囚われて何も手に付かなくなることの方がもっと問題だと思ったので潔く今回は諦めたらどうかと話した。

自ら志願してやります!と言ったことを投げ出してしまうという心理的にマイナスな面はあるけれど、こうなった以上仕方ない、と自分の中で一線を引いて
K先生に、ちゃんと理由を説明して今回は参加を辞退することを連絡しなさい、
また参加の機会を作ってくれたM先生にも「せっかく機会を作って頂いたのに申し訳ない」旨をちゃんと伝えなさい、と言うと
少し落ち着いて「分かった」と答えた。
(今どきは、というか娘の学校だからなのか?教師との連絡はメールでもOK)

電話を切って、しばらくすると娘から
K先生から返事が来て、分かってくれたみたい、と少し声が落ち着いていた。
出るからには、とK先生もM先生も尽力して頂いたと思うので
親としては少し申し訳ない気もするけどこれは仕方ない・・・

何言ってるの、あなたが「出たい」と言ったんでしょ、
だったら最後までちゃんとやりなさい!と言うべきだったのかな~とも思うけれど
こないだ学校から送られてきた前期の成績が少し下がっていたので
これに重点を置くべきではない、と思ったんだよねぇ・・・親として。。。

K先生のメールには
「その気があるならまた来年チャレンジしてみて下さいね」とあったらしい。
「する?」と聞くと
「う~ん、保留」

まずはもっと英語のスキル上げとかないとね(^^)