空間の闇

夫は、普段ほとんど愚痴は言わない。
余程の事がない限り他人のことを悪し様には言わない。
だいぶ以前、職場の同僚でメンタルに相当問題がある人がいて
かなり困ってるという話を聞いたくらい。

ある程度自分の内で処理しているようなので
それはそれで良いのだけど・・・

そんな人なので自分も言わないかわりに、聞かされることを嫌がる。
愚痴を聞くのが好きという人はいないので当たり前といえば当たり前だけど
即刻遮断されてしまう。
なので夫には、言っても聞いてもらえないので
言わないようにしていたけど
先日、あることからつい口にしてしまった。

先週末ボランティア活動の泊まりがけの研修会に参加してきた。
他府県の人達との交流で、今までの活動で気づかなかったことを発見したり、これからの自分の関わり方について考えるきっかけになったり
とても有意義な研修になった。
参加して良かった~!と迎えに来てくれた夫と居酒屋のようなところで一緒に食事をしながら話した。


子ども達も成長し、私も家庭の中にいるだけでなくそろそろ
社会参加(復帰?)しようと始めたボランティアは
人の役に立ちたい、何かで認められたいと心の底から思っている私には
とても大事なこと。
夫も理解してくれていると思っていた。

「あなたはずっと社会的に認められてるけど私は何にも無かったから・・・」と
言いかけると
話の展開的に自分への非難に繋がると思った夫に
「もうそれ以上言うな」ときつく言われてしまった。
言葉が続かなくなった。


「…何もない私だけど、こうやって少しでも社会に関わるようなことが出来て良かった」と続けるつもりだったのに…
研修会のことが違う話になりかけたことも悪かった、とは思うけど
「遮断」されちゃったわ~
愚痴るつもりはなかったのに、そう思われてしまったようだ。
これまでにも何度かこのことで私が泣いたことがあったので
またか、と思われたのだろう。
そんなつもりじゃないのに、と言うのも面倒になって何も言わなかった。


せっかく、美味しく食べてたご飯が味気なくなり
それまで楽しかった「報告会」が一気にしらけてしまった