おさんどん

今週末、わが家は「日待ち講」に当たっています。

こちらに移り住んだとき、ここでは古くから近隣の数軒で「日待ち講」ということをやっていて、あなた達もここに住むからにはその「講」に入って下さい、と言われました。
お寺としてではなく、近所付き合いとしてなんだかよく分からないまま入ったのですが数年ぶりにやってくるお当番・・・
その準備と当日の接待は結構大変です。

日待ち講が何なのか未だによくわからないので検索してみました。
地域は違いますが大体似たような感じです。

当番の家は「日待ち講」セット、と呼べるような道具一式を、前の当番の家から持ってきて床の間にお軸を掛け祭壇を組み、決まったお供えものを用意します。
私は殆ど台所で接待の準備でスタンバってるので、集まった皆さん(男性ばかり)が何をしているか分かりません。
夫に何をしているのかと尋ねると、(わが家は「お寺」なのですが)
その日だけは「天照大神」のお軸を掛け
何故か般若心経を皆でお唱えして、御神酒を頂いて挨拶などして、楽しく食事~22時くらいになんとなく終了という流れらしいです。

昔は、食事は全て手作りだったらしいのですが、各家々の事情でそれは大変なので、仕出しのお弁当を取るということになっています。
それでも、当番の家の主婦がごちそうを3品~5品出すのが決まりになっていて、他の家では煮物やサラダ、茶碗蒸しなどを出しているとかで、料理が得意ではない私にはものすごいプレッシャーがかかります。
下手に煮物なんぞ出して「イマイチやな~」なんて言われそうなので
他の家と比較のしようがない「沖縄料理」を出す事にしています(^^)

とは言っても年の始めなので、
沖縄の祝い事に欠かせない料理を作ります。
喜ぶ→昆布を使った料理や、子孫繁栄に繋がる「田芋」(里芋に似たお芋)のきんとんのような甘めの煮物、祝い事には必ず出てくる「イナムドゥチ」という白味噌仕立てのお汁・・・こちらで調達出来る材料で出来るものと出来ないものがあるので、そこは実家母に頼んで空輸してもらいます(^^)

はぁ~
やっとお正月関連のお仕事が終わったと思ったら
また、ひと山やってくる・・・そのくり返しなんだけどね
(そうこう言ってるうちにまた来月は大きな行事があります)

・・・楽しんでもらえたらそれでいっか