すとれんじ・ふぁみりー

これまで私に向かって数々の暴言を吐いてきた義父。

絶対許せない!と思っていたことも
何度も反芻していたせいか
その「事実」に、ある意味慣れてしまって
その怒りを味わい尽くしたというか
許す、許さないではなく
どうでもよくなってきた。

最近は目に見えて老化が目立ち
ただの「おじーさん」になってきた義父・・・

それって反則だわ・・・
年寄り相手にケンカ出来ないじゃない



不器用ながら余命数年(と言われている)妻の
身の回りの世話をしている姿を見ていると
それはそれ、これはこれと思えてくる。
とは思いつつも、
いやいや、あの人に気を許しちゃいけない、
いつまた言葉の暴力を受けるか分からないから、と過去の経験に基づく
警戒心もまだ残っている。


昨夜、義母から
「『毎年俺は(父の日に)何ももらえへん』ってお父さんが言うねん」

毎年、母の日に義母に花やプレゼントを贈っている。
義父にあてつけではないけど、
結婚して最初の「父の日」にプレゼントをしたとき
照れもあったと思うけど
「こんなん要らんで」と言われたので
父の日には何もしないことにしている。
今年はたまたま19日(父の日)に親族で食事会があり
その時に何かプレゼントでもしてもらわれへんやろか、と言われた。

奇しくも実は、今年の父の日はガーゼのハンカチとかあげても(ちょっとエラソーな私)いいかなと思っていた矢先、義母がそう言ってきた。

義母もこれまでの経緯を知ってるだけに
「Dianaちゃんから、でなくてええねん」
さすが義母、よくわかっていらっしゃる。

困惑しながらも「どういったものが良いでしょう?」と聞くと
「せやなぁ、ハンカチとかネクタイはええねん・・・数珠とかでええかなぁ」

数珠!?職業柄すでにいろいろお持ちでは?と思いつつ
義母の意向を尊重して、夫に伝えておいた。

私から、しなくてもいいことになったので
それはそれでいいかな。
ちょっと変だけど・・・
まぁ変なのは今に始まったことじゃないけど