根は深い

今日は、人権について勉強会に参加してきた。
テーマは 「ハラスメント」

「行為者の意図にかかわらず、”結果的に”他者の人権を侵害し、
身体的あるいは精神的に傷つける行為」

誰もが加害者にも被害者にもなりうる、「ハラスメント」とは
チカラ関係の不均衡が存在するすべての関係性において生じうる問題であり、常に人権意識を持ち相手の立場に立った配慮を
心がけることが大事です・・・

「セクハラ」「パワハラ」などさまざまなハラスメントがある中
私が気になったのは「モラハラモラルハラスメント)」

モラハラとは
「相手の意志に反して、自分の「常識」や「モラル」を強要すること」

基本的に言葉や態度による長期的な「嫌がらせ」のため、
身体的暴力のように「外傷」が残らず、
被害者でさえ見過ごしてしまいがち。
無意識のうちに心に深刻なダメージを残ることも・・・


「DVというよりモラハラ(身体的暴力はないので)」
「そう言われる私にも非があった」

被害を受けているのに、(ハラスメントの)程度が軽いとか、
自分にも非があると「思わされている」ことに気付いていないこともよくあるようで・・・
それが、巧妙に仕組まれた「嫌がらせ」、モラルハラスメント・・・


話を聞いていて、自分のことを思い出した。

もう20年以上も前のこと・・・
意に反することを強制された。(身体的暴力ではない)

・・・自分がされたことは「モラルハラスメント」だった、
当時、いろいろなことを考慮して
言いたいことも我慢して言わなかったのに
それを「同意した」「受け入れてきた」と思われていることが腹立たしい!

あの時、自分が受けたことに毅然と対処していたら・・・


「でも、もう20年以上も経ってるし・・・」

よほどのことがない限り、
あの当時に遡って異議申し立てをする、なんて場面はないだろう・・・

しかし、くり返し思い出しては切ない思いをするということは
過去のこととして折り合いがついていないこと。


自分で思っている以上に根は深いのか・・・