クリスマスの過ごし方

子どもの頃は(もうちょっと大きくなっても)クリスマスはとってもスペシャルな日だった。
幼い頃、母からイエス・キリスト誕生の話しを何度も聞いた
(東方の三賢人と言う言葉もその時に覚えた)
12月はクリスマスがありサンタさんからプレゼントが貰えるので大好きな月だった。
共働きで普段忙しくて帰宅してちゃちゃっとお夕飯を作る母も
その日だけはどこかで買ってきたローストチキンとケーキで
ちょっとしたごちそう・・・翌朝は枕元にプレゼントhttp://img.mixi.net/img/emoji/66.gif

少し大きくなると「クリスマスプレゼントに○○が欲しい~」と
サンタさんを介さず、親に直接交渉するも、あまり裕福ではなかったので
欲しいモノが何でももらえることはなかったけど、
それでも粘り強く交渉し(拝み倒しともいう)互いに妥協できるところで交渉成立して
一緒に好きなものを買いに連れて行って貰った

もっと大きくなると、その日の意味とは全く関係なく
メディアや街中の商業戦略に踊らされて(?)なんとなくロマンチックな気分に
浸っていた。
キリスト教についても知識があるとクリスマスだから、と
「素敵なディナー」やサンタさんや親以外からプレゼントをもらう(交換しあう)意味が良く分からないな、と
思いながらも

いいのかな?いいよね、みんな楽しんでるし・・・
キリスト教徒でもないのに、お祝いムードに便乗しちゃってゴメンナサイ・・・
と、しっくりこない思いでその日を過ごしていた
正々堂々と(?)クリスマスに浸れるよう
その日だけクリスチャンになりたいとさえ思った


家庭を持つようになって、幾分その思いは軽減された。
クリスマスは、「冬の楽しい家族行事」となった。
サンタさんに成り代わって、子どもにプレゼントをあげる日として、
親として子どもを喜ばせる日、という大義名分が出来た
クリスマスを、クリスマスとして正々堂々と過ごせたのだ(お寺だけど)

もう何年かすると子どもは親元を離れるだろう。
すると再び「なんとなくしっくりこない年末の或る一日」になるんだろうな


テレビをつけると、相変わらずCMはクリスマスモード・・・



正直、辟易してます・・・

こんな感覚って私だけではないと思うけど
あまりいないよねhttp://img.mixi.net/img/emoji/206.gif