『善悪の彼岸』

イメージ 1
お彼岸、と言えば彼女ですね。
そう、私がいっっっっっちばん好きな女優
Dominique Sanda(ドミニク・サンダ)
 
映画『善悪の彼岸http://movie.walkerplus.com/mv11046/で主人公、ルーサロメを演じました
ルー・サロメ(Lou Andreas Salome)
1861年ペテルスブルグ生まれの実在の人物で
ワグナーを理解し、ニーチェにインスピレーションを与え、
リルケには詩的な示唆を、晩年にはフロイトのよき協力者だったという 自らも研究者。
 
結婚なんて感情の牢獄よ」と
哲学者ニーチェとその友人パウルとの“三位一体”生活を敢行するも
「感情」ある人間には限界があり、破綻。
ニーチェはルーへの失恋から僅か10日で『ツァラトゥストラはかく語りき』を書き上げたという
 
古い慣習が色濃く残る当時のヨーロッパでは
希代のファム・ファタル、と言われていましたが
彼女のような、先駆的な人達がいて
今の時代につながっていったのだと思うと
同性としてとても魅力的です
 
男女の性や、宗教的価値観に基づく善と悪・・・
さまざまな二元論的思考を越えて生きた女性を演じたドミニク・サンダは
まさに適役でした。
 
イノセントさと・・・
イメージ 2
 
知的な美貌と・・・
イメージ 3
 
 最初に彼女を観たのは『マッキントッシュの男」という映画でした。
内容は覚えていないのに、ドミニク・サンダという女優の名前だけは覚えてました
 
その次に観たのがベルトルッチの『暗殺の森』・・・
「殺される!」と逃げて,逃げて結局命を落とす場面はその後、トラウマになりました
イメージ 4
右がドミニク、左はステファニア・サンドレッリ
 
イタリア(ヨーロッパ)文芸映画(?)って、恐ろしく退屈なものが多い・・・
でも、なんとなく見入ってしまいます
 
参考までに・・・
フランス版「Yahoo!」より