後ろ姿

今日は卒業式でした。

生徒会長の娘は答辞を読んでいるとき、すこし声を詰まらせる場面もありましたが
しっかりと読み上げました。

小学校の頃の娘は、とてもマイペースでよく言えば「個性的」
みんなと同じはイヤ、間違ったことは許せない、悪口を言う子は嫌い、
女子同士で固まるのは窮屈!!・・・で、少々周りから浮いてました

が、中学校に入り早い段階で志望校を決めたものの
その頃の成績ではちょっと届かないな、ということで
成績を上げることはもちろん、
内申を上げる・・・ためにはどうするか?と2人で作戦を立てました。

「内申アップアップ作戦」と称して
・忘れ物をしない、
・提出物はきっちり期日までに仕上げて提出、
・部活を頑張る、
・「部長」「生徒会長」になる、
・何かで賞を取る
・・・出来ることは何でもさせました。
特に、愛想が悪い(?)のが気になっていたので
笑顔で挨拶してみたら?一度やってみたら何でも無い事だって分かるから、と
適当に言ってみたのですが、思いのほかできたようで、以来
「ちょっと根暗っぽい」「近寄りがたい」と言われていた娘が
クラス一のお調子者になってました。・・・
元々、家ではおちゃらけてばかりだったのを外でもするようになっただけですが
周囲の人には「ずいぶん明るくなった」と言われていました。

明るくなった分、実は心の闇(!?)が深くなった時期があり
バランスを取るのが難しい頃もありました。
担任といつも連絡を取り合い、それとなく見守ってきました。

そんなことをいくつも思い出しながら
この子、ずいぶん頑張ってきたなぁと思うと感慨深いものがありました。

これでひとくぎり。
これからまた新しい道に踏み出していく我が子。
今までは横について一緒に歩いていましたが
これからは、前に前に、歩いて行く後ろ姿を見ていきます。