さざ波

近所の方からおネギをたくさん頂きました。
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わかめとぬた和えにしてみました。
貝やイカがあればもっと良かったんだけど
美味しく頂きました

その方は、御年80歳!言わなければ絶対その年齢には見えません。
ご主人を7年前に亡くしたのですが
いつもほがらかでお裁縫が得意で端切れで何かを作ったり
お花を植えたり畑仕事や俳句、絵も描くという素敵な「おばちゃん」。

今日はお天気が良かったので外でしばらく立ち話。
家族の話から、亡くなったご主人の話になったとき

「奥さん(私)、今まで誰にも言ったことないんやけど・・・」と
話し始めました。

ご主人の葬儀の日、大体のことが済んで
1人で祭壇に向かって手を合わせていると
どこからか、そよそよと風が吹いてきたそうです。
その部屋は締め切っていて風が入ってくるはずがないのに。
手を合わせ目を閉じていると、その「そよ風」が
しだいに、「さざ波」のように自分に向かってきて
さ~っとやってきて自分の胸の前でぴたっと止まったのだとか。

「その時ね、お父さんが私の胸の中に入った!と思いましたわ~」

「そやからね、私、一人でいてもちっともさびしい思ったこと
あらしまへんねん。いっつもお父さん、一緒にいてくれてる、思うから」

生前いつも自分の奥さんのことを頼りない、と言っていたそうで
心配になったのでしょうね。
さざ波でやってきて、胸の中に入るなんて
とっても素敵だな、と思いました。