執心鐘入
「娘道成寺」
「京鹿子娘道成寺」は歌舞伎の演目の中でも
「執念」をモチーフにした恋心は
観る人によっては激しく感情を揺さぶられることもあったでしょう
それだからこそ300年も長く演じられて来たのだと思います
(初演は1753年)
いつの世もままならないもの・ことは同じなんですね
さて、「娘道成寺」という作品では
御経の言葉がたくさんちりばめられていて、舞台に見とれているうちに、
おのずと御経の言葉が身にしみ込むようにできている、ということでした
全然気がつきませんでしたが
そうだとすれば
浄化された、と思いたいです
今は静かに
川の流れに流され、海の藻屑となって
人知れず消えて行く・・・
そうであってほしいですね
1人で長時間踊りきる体力はすごいなと思いました
衣装の早変わりが何度かあり
そのつど美しい衣装になってため息
所作の美しさは言うに及ばず、本当に素晴らしい!!の一言でした